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見積は過去のExcelを探す。
工番の居場所はホワイトボード。
検査成績書は毎回作り直す。
町工場の事務が重いのは、加工そのものではなく「図面1枚ごとに違う条件」を人が覚えていることです。材料、段取り、加工時間、数量ごとの単価、外注に出す工程、お客様ごとに様式の違う検査成績書。同じ計算と転記を、毎回ちがうExcelでやり直しています。うちは、その計算と記録だけをツールに任せる小さな道具を作ります。今お使いのCAD・CAM、会計ソフトはそのままで構いません。
9月9日(水)時点 — 仕掛かり中の工番
| 工番 | 品名 | 今の工程 | 納期 |
|---|---|---|---|
| 26-0412 | ブラケット ×20 | 外注・熱処理 | 9日 |
| 26-0398 | シャフト ×5 | 検査待ち | 2日 |
| 26-0405 | 治具ベース ×1 | 仕上げMC2 | 16日 |
| 26-0387 | カバー ×50 | 出荷済 | 完了 |
工番ごとに、今どの工程にあって納期まで何日かが並ぶ画面。外注に出ている分と材料の残りも同じ画面に出ます。工程表の作りはこのデモで触れます →
町工場で、ツールにしている業務
全部を一度に変えません。「いちばん人の記憶に頼っている1つ」を2日でなくして、効いたら次に進みます。機械が3台でも20台でも作り方は同じです。
今:図面が届くたびに、似た品物の過去の見積Excelを探して金額を決めている。材料費・段取り・加工時間・数量ごとの単価の掛け方が、見る人によって変わる。急ぎの引き合いは電話口で概算を答えてしまい、あとで合わなくなる。
材料と形状、加工の工程、数量を入れると、工場の単価表どおりに金額が出ます。段取り費を数量で割る計算も、数量別の単価表(1個・5個・20個)も自動です。根拠が見積書に印字されるので、誰が出しても同じ金額になります。そのまま印刷・PDFにでき、受注になった見積はそのまま工番になります。
今:仕掛かりの工番はホワイトボードのマグネットと、事務所のExcel工程表で二重に管理している。現場が動かしたマグネットはExcelに反映されず、納期を聞かれると現場まで見に行く。誰の手が空いているか、どの機械が空くかは、聞かないと分からない。
工番ごとに工程(材料手配→荒加工→仕上げ→外注→検査→出荷)を持たせ、今どこにあるかを一覧で見ます。現場はタブレットか事務所のパソコンで「終わった」を押すだけです。納期までの残日数と、機械ごと・人ごとの持ち件数が出るので、山を先に均せます。
今:ノギスとマイクロメータの測定値を紙に手書きし、事務所でExcelに打ち直して、お客様ごとに様式の違う成績書をWordで作り直している。転記のときに桁を間違えることがある。過去の成績書を出してほしいと言われると、フォルダを探すことになる。
測定項目と規格値(公差)を工番ごとに登録しておき、現場で測定値を入れると規格外がその場で赤くなります。成績書はお客様ごとの様式で印刷・PDFにでき、転記はなくなります。工番で検索すれば、何年か前の記録もその場で出ます。
今:熱処理・メッキ・研磨・材料手配は電話とFAXで頼み、いつ戻るかは担当の記憶と手帳にある。戻りが遅れていることに気づくのは、こちらの納期が迫ってから。どの工番が今どこの協力先にあるかは、聞かないと分からない。
外注に出した工番と、出した日・戻り予定日・協力先が一覧に出ます。予定日を過ぎた分は自動で警告に上がります。発注書はその場で作られて印刷・PDFにでき、FAXでも送れる様式にします。戻ってきたら受入を押すだけで、工番の工程が次に進みます。
今:規格材の残りは棚を見に行って数えている。端材は「あるはず」で探し、見つからずに新しく買うことがある。逆に同じ材料を二重に発注してしまうこともある。発注のタイミングは担当の勘。
材質・寸法ごとの残数と、使い残した端材の長さ・置き場所を登録します。工番で材料を引き当てると自動で減り、発注点を下回ると一覧に出ます。端材は寸法から探せるので、買う前に使えるものが見つかります。棚卸しの一覧はそのまま印刷・CSVにできます。
今:日報は紙で、加工数・不良数・機械の停止時間を手書きしている。月末に事務所でExcelに打ち直して集計するが、間に合わないので実際には集計していない月がある。不良がどの工程・どの機械で出ているかは、感覚でしか分からない。
現場が終業前にタブレットで数を入れるだけで、機械別・工程別・原因別の集計がその日のうちに出ます。不良率の推移と、どの工程で手直しが多いかが月をまたいで見えます。取引先へ提出する月次の実績表も、同じデータから印刷できます。
1つの注文が、引き合いから出荷までこう変わります
社員12名・工作機械8台、試作と小ロットが中心の加工工場を想定した例です。誇張のない範囲で書いています。
今
- 引き合い:図面が届く。似た品物の過去の見積Excelを探して金額を決める(30分〜半日)
- 受注:見積Excelを工程表Excelに転記。ホワイトボードにマグネットを貼る
- 材料:棚を見に行って残りを数える。足りなければ発注、端材は探して諦める
- 加工中:納期を聞かれるたびに現場まで見に行く。マグネットとExcelがずれている
- 外注:熱処理へ電話。戻り予定は担当の手帳。遅れに気づくのは納期の直前
- 検査:測定値を紙に手書き→事務所でExcelに打ち直し→Wordで成績書を作り直す
- 月末:日報の束をExcelに打ち直す。間に合わず、集計しない月がある
ツールを入れた後
- 引き合い:材料・工程・数量を入れると単価表どおりの金額が出る。誰が出しても同じ
- 受注:見積がそのまま工番になる。転記なし。工程はその場で並ぶ
- 材料:残数と端材が画面で分かる。発注点を下回った材料は一覧に出る
- 加工中:今どの工程にあるかが一覧で見える。現場は「終わった」を押すだけ
- 外注:出した日・戻り予定・協力先が一覧に出る。予定日を過ぎたら警告
- 検査:現場で測定値を入れると規格外がその場で赤くなる。成績書はそのまま印刷
- 月末:集計はその日のうちに出ている。打ち直しがない
上は業務の流れを示した想定例で、特定のお客様の実績値ではありません。実際にどれだけ減るかは、今の見積Excelや工程表を拝見してからお伝えします。
触って確かめてください
1本目は町工場の日次生産記録と不良集計です。残りの3本は他業種向けに作ったものですが、「単価表から金額を出す」「工程のどこで止まっているかを見る」「残数が発注点を下回ったら警告する」という中身は、見積・工程管理・材料在庫とそのまま同じ作りです。動きだけでも見ていただけます。スマホでも開けます。入力したデータはお使いのブラウザの中だけに残ります。
日次生産記録と不良集計
日付・品番・工番・設備・作業者・良品数・不良数・理由の8項目だけを入れる画面です。品番別/設備別/作業者別/理由別/「品番×設備」に軸を切り替えると集計がその場で入れ替わり、警告ラインを割った組み合わせが赤で上に並びます。月次の不良集計表はそのまま印刷して客先に出せます。
デモを開く見積書ジェネレーター
項目と数量を選ぶと金額と税が計算され、そのまま印刷・PDFにできます。図面からの見積は、この「項目を選ぶ」部分を材料・加工工程・数量に置き換え、段取り費を数量で割る計算を足したものです。
デモを開く在庫と発注点の管理
品目ごとの残数を持ち、決めた発注点を下回ると一覧で警告します。材料と端材の管理はこれと同じ作りで、品目を「材質・寸法」に、残数を「本数と端材の長さ」に置き換えたものです。
デモを開く写真つきの日報も残したい場合は現場日報のデモが近い作りです。他業種のデモはトップページにあります。
関連記事:「あの件、いつ上がりますか」に即答できない理由 — 町工場の工番の追い方(工程の進捗が7か所に分かれる理由と、ホワイトボードを捨てずに1か所にまとめる手順)
今の作業を書くと、
仕様と概算が出ます
30秒で結果が出ます。図面の内容や取引先名は書かないでください。出てきた仕様をそのまま相談に送れます。
- 1作業内容を書く「毎回〇〇をExcelで××している」で十分です
- 2仕様と概算を確認作る画面と機能、プラン、金額を提示します
- 3そのまま相談ボタン1つで内容がメールに載ります。24時間以内に返信します
料金
初期費用のみ、追加料金なし。工番の件数や機械・人数が増えても金額は変わりません。ツールの所有権とソースコードはお客様に帰属します。
スタンダード
データを溜めて、複数人で使う
- 画面3〜6枚、データベース付き
- ログイン・権限管理
- 納期5営業日
- PDF出力・通知・外部連携1つ
- 納品後7日間の無償修正
お支払いは納品確認後の請求書払い(銀行振込)またはカード決済。稟議に使える見積書もお出しします。
町工場のお客様からよくいただく質問
生産管理システムを入れる話になるのでしょうか。何百万円もかけられません。
いいえ。CAD・CAMや会計ソフトは今のままで結構です。うちが作るのは、そのソフトが面倒を見ていない手前と外側(図面からの見積、工番の工程、検査記録、外注の手配、材料と端材)だけです。しかも一度に全部ではなく、いちばん手間になっている1つから作ります。ライトプランなら98,000円・48時間です。生産管理パッケージへの乗り換えは提案しません。合わないと判断した場合は、その場でそう申し上げます。
図面や品番は取引先との秘密です。外部に置くことになりませんか。
置き場所はご指定に合わせます。ライトプランの多くは「データがお使いのブラウザの中だけに残る」作りで、こちらのサーバーに図面も品番も残りません。データを溜める必要がある場合(スタンダード)も、保存先はお客様専用の領域を用意し、こちらの他のお客様と混ぜません。制作のためにお預かりした資料は案件ごとに分けて保管し、他の案件に流用しません。取引先名や品番を伏せた状態で作れる場合は、最初からそう作ります。図面ファイルそのものを扱わない作り(工番と寸法だけを持つ)にもできます。
検査成績書はお客様ごとに様式が違います。対応できますか。
できます。むしろそこが手作業で残る一番の理由なので、制作前に実物の様式を数種類お見せいただき、そのとおりの見た目で印刷できるようにします。測定項目と公差は工番ごとに登録し、規格外はその場で色が変わります。様式が増えたときはご自身で選べる形にするか、保守プラン(月30,000円・月2件までの改修)で追加します。ロット番号や材料のミルシートの番号を差し込む必要がある場合も、様式を見せていただければ入れられます。
現場の職人がパソコンを使いません。手も汚れます。
現場が触る画面は「押すだけ」にします。工程が終わったら1回押す、数を入れる、測った値を入れる。それ以上のことは事務所側の画面に寄せます。手袋のままでも押せるように、現場用の画面はボタンを大きくし、入力は数字だけにします。タブレットでもスマホでも同じように開けます。文字を打つ作業が残りそうなら、その部分は選択式に置き換えます。覚えていただく時間は数分から、長くても30分程度です。
今のExcelの工程表や見積の様式は、そのまま使えますか。
そのまま使います。列の並びも呼び名も、今お使いのものに合わせます。「工番」「製番」「オーダーNo」のどれで呼んでいるかも、御社の言い方のままにします。既存のExcelは取り込むので、手で入れ直していただくことはありません。逆に、ツールからExcel(CSV)に書き出せるので、取引先へ出す様式や会計ソフトへの受け渡しは今までどおり続けられます。
ISO9001の記録として使えますか。
記録を残して後から取り出す、変更した人と日時を残す、といった作りにはできます。ただし、それが御社の審査に通るかどうかは審査機関と御社の品質マニュアル次第で、こちらから保証はできません。運用中のマニュアルや、審査で指摘された点をお見せいただければ、その要求に合う形(記録の保存期間、承認の欄、変更履歴の表示)で作ります。認証の取得代行や、品質マニュアルの作成は行いません。
本当に48時間でできるのですか。
ライトプランの範囲であれば、はい。要件が確定してから48時間以内に、実際に動くURLをお渡しします。町工場の場合は「見積だけ」「検査記録だけ」「外注の戻り予定だけ」のように1つに絞ればライトに収まります。工番の工程を複数人で同時に動かす場合や、日々の生産記録を溜めて集計する場合はスタンダード(5営業日)になります。収まらないと判断した場合は、見積の前にその場でお伝えします。上のデモは、この体制で作ったものです。
まず、今の見積Excelか工程表を見せてください
取引先名と品番を伏せたExcelでも、ホワイトボードをスマホで撮った写真1枚でも構いません。24時間以内に「作れるもの・作れないもの・金額」をお返しします。売り込みの電話はしません。
メールで相談するtool48h.studio@gmail.com / 平日・土日ともに確認しています
48時間